ペットは家族

ペットを飼うに当たって必要になる医療費について

a1380_000727
 
<ペットには公的な保険が無い>
 
これはよく知られていることですが、ペットには人間にはある社会保険や国民健康保険のような公的な保険制度がありません。そのため病気になったり怪我をして動物病院で診察・治療を受けると、その費用は全額負担になります。体調を崩して診察を受け、原因を探るために血液検査やレントゲン撮影などいくつかの検査を行ってもらい、薬の処方をしてもらうとそれだけでも1万円を超えてしまうこともあります。さらに入院して点滴治療や手術を受けるとなると場合によっては、10万円を超える医療費を払うことになる場合があります。
 
●ペットも慢性疾患が増えている
大昔なら犬は番犬として、猫ならばネズミ捕りとして飼っているという家庭が多くありましたが、現代ではペットである以上に子どもや孫のように可愛がりながら共に生活するのが当たり前になっています。ペットの立場から見ても栄養面など生活環境は昔に比べると恵まれて長生きするようになってきました。その分人間と同じような心臓病やガン・糖尿病・アレルギーなどの病気に罹患するケースも増えています。動物医療も目覚ましい発展を続けているため病気に対する治療法も人間と変わらないほどになってきています。
 
その一方治療をずっと継続させなければならない心臓病や糖尿病・アレルギーなどの慢性疾患では、投薬やインシュリン投与など治療の負担そのものとともに、治療費の負担も大きくなります。さらにガンに対する治療においても外科的治療のほか、化学的治療や放射線治療なども徐々に行われるようになってきています。
 
●ペットにも予防医療は大切
人間でも子どもの頃にいくつかの予防接種を受けたり、毎年インフルエンザの予防接種をするなど病気にならないための医療を受けることがあります。ペットでもそれらは同様です。まず、犬には飼い主の義務として市町村に登録を済ませ、毎年狂犬病の予防接種を受けなければなりません。これは法律で義務として定められているので犬を飼う場合にはしなければならないものです。
狂犬病の予防接種は動物病院でも受けることができますが、地域によっては毎年4月頃に各地域での集団接種を行っていることもあります。登録については各市町村などで行いますが、動物病院が予防接種と共に登録の代行をしてくれている場合もあるので住んでいる市町村で確認して対応する必要があります。

また義務ではありませんが、犬にはジステンバーやパルボウイルスなどによる伝染病がいくつかあります。それらの伝染病を予防するワクチン接種を受けておくことも大切です。猫にも伝染病があり、同様にワクチン接種を受けることができます。
さらに犬の場合、蚊に刺されることによって罹患するフィラリアという病気があります。この病気は蚊が媒介するフィラリアという寄生虫が犬の心臓に寄生する病気であるため、罹ってしまうと心臓を始め犬の体には大きな負担となってしまいます。
 
しかしこの病気は予防薬を与えることで防ぐことができます。このように予防が可能な病気についてはきちんと対応しておいてあげるのが、ペットを飼ううえで大切なことです。
これらの予防を行うこととともに、年1回はかかりつけの動物病院などで健康診断をお願いすると、予防だけでなく万一病気にかかってしまっていても早期発見が望めます。
 
●必要だと考えるならば去勢手術・避妊手術も
飼っているペットに子どもを産ませるかどうかということや、去勢手術や避妊手術に対する考え方は人それぞれなのでペットに手術をしてもらうかどうかは飼い主の判断になります。しかし毎年望まれずに生まれてきて捨てられたり殺処分される犬や猫も数が減らない現実もまたあるのです。
ペットを飼うということはたとえ動物であっても、その子の一生に責任があります。そのため必要であると考えるならばオスは去勢手術・メスは避妊手術をすることも考える必要があります。


<ペットの医療保険について>
 
動物病院にかかって病気や怪我の治療をしてもらうと、公的な保険制度が無いため治療費は100パーセント支払うことになり飼い主の負担は大きなものです。そこで近年では民間の保険会社などでペット用の医療保険のプランを提供しているところが増えてきました。各保険会社で様々なプランがありますが、終身の保険期間で全国ほとんどの動物病院に対応している保険なども用意されています。
 
もちろんこれらは任意のものなので加入するかしないかは飼い主の考え次第ですが加入しておくと万一の時の備えにはなります。また保険を利用することで高額になる治療を受けることができるという選択肢の幅も広がります。また犬や猫だけでなく鳥・ウサギ・フェレットも対象としているプランもあるので要チェックです。

▲ トップへ戻る