子どものびのび健康に

「叱って育てる」VS「褒めて育てる」

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「叱って育てる」と「褒めて育てる」どちらが子供のために良いのか議論されることも多いテーマですね。一昔前までは「褒めて育てる」という育児法が非常に人気で「褒め育て」の教育本までたくさん出版されました。しかし、果たして本当に「褒めて育てる」のが正解なのでしょうか。

○二つの育児法の違いとは?

「叱って育てる」と「褒めて育てる」の違いとは、やはり「叱る」と「褒める」という親が真逆の行動をとることですね。しかし、実は真逆というわけでもないのです。どうしてかというと、「叱る」と「怒る」は違うからです。「怒る」は感情的に怒鳴り散らすことで、子供に対して親が絶対にやってはいけない行動です。一方、「叱る」は注意をすることですから「叱って育てる」のは、実は悪い事でもなんでもないのです。つまり、「叱る」と「褒める」と対極にはないというわけです。また、「褒めて育てる」にも実は「叱る」は入っているのです。例えば危険な行動をしている子供に「ダメ」と一方的に注意だけをするのではなく、「そこはそうするんじゃないよ、こうやるんだよ」注意しながら正しい方法へと導くのも「褒めて育てる」方法論の一つだからなのです。


○二つの育児法の共通点とは?

親は、叱って育てようが、褒めて育てようが、結局は親の思う通りに「ちゃんと出来てほしい」という思いで手をかえ品をかえ、叱ったり褒めたりしているわけです。ですが、実は、これは親の価値観をしつけや教育という名の下に押し付けてしまっている部分があるのです。確かに、親の思い通りに動いてくれないと、親の負担が大きくなりますよね。言葉は悪いですが、言ってしまえば、「叱る・褒める」のどちらの方法であっても親の価値観を押し付けて思い通りに操りたいわけです。そう思ってしまうのは、特に子供が小さいうちは仕方ない部分がありますよね。子供が小さいうちは、何が危険なのか、何をやったらダメなのかということは、親が教えていくしかないわけですから。


○ではどっちの育児法が良いのか?

「叱って育てる」も「褒めて育てる」も親の価値観の押しつけという点では大差ないことがわかりました。ではどちらでも好きな方法で育児をすれば良いのでしょうか。それが、どちらでも良いというわけではありません。メンタルの弱い子供や、まだ小さく自分で主体的に物事を考えたり行動できない子供の場合は、叱って育ててしまうと、トラウマやストレスになり、これから育んでいく主体性の芽をつんでしまうことになります。また、褒めて育てるにも問題があります。「親が喜んでくれるからする」というように主体性がなく、他人の望みを叶えるための行動をとってしまいます。「叱って育てる」も「褒めて育てる」も正解ではないのです。これらの育児法を意識しすぎて極端になってはいけません。主体性を育てるためには、子供の感情に寄り添い親が反応する必要があります。例えば、子供が喜んでいたら一緒に喜ぶ。子供が泣いていたら安心するまで抱きしめるなどの方法をとりましょう。

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